暑さ寒さも彼岸まで…の言葉通り、だいぶ秋めいてきました。さて、「フリーランスのためのおしゃべりサロン(略称:FOS)」では、猛暑まっさかりの先月、納涼企画「お寺で幽霊画を見て谷中ビアホールで夕涼み♪」を開催しました。
幽霊画展の会場は谷中にあるお寺
「全生庵」。「牡丹灯籠」etc.の作品で知られる明治の落語家、三遊亭圓朝のコレクションを中心に毎年、8月の1カ月間のみ、開催されています。一度、見たいと思っていましたが、なかなか機会がなく、今回はお散歩の会etc.でお世話になっている日本地政研究会の磯野康孝さんにナビゲートしていただきました。
本堂に向かう階段を昇ると左手が会場です。毎年、三遊亭圓朝のコレクションほか、30幅ほどが展示され、作品はその年によって変わります。今回は、近年、発見された鏑木清方の幽霊画、柳家小さん師匠寄贈の伊藤晴雨の作品、円山応挙作と伝えられる幽霊画etc.を見ることができました。応挙がルーツと言われる足のない幽霊は、空中に浮いている表現で、幽霊画というジャンルは日本独特なもの…なのだそうです。
ギシギシ鳴る木の床は情緒がありましたが(^_^;) 幽霊画自体はおどろな感じはなく、独得の構図と繊細なタッチに見入ってしまいました。もともとは魔除けの意味で描かれ、家を守る意味もあったとか。磯野さんによれば、幽霊画展は人気があって例年はkなり混雑しているそうですが、新型コロナの影響か、人はそれほど多くなく、最後は私たちグループの貸し切り状態。ゆっくり見られました。
販売している幽霊画クリアファイルとポストカード
圓朝が描いた骸骨の絵のうちわ(右)をいただきました。
全生庵は、幕末・明治維新の際、国事に殉じた人々の菩提を弔うために
山岡鉄舟が建立したお寺です。鉄舟と圓朝のお墓もお詣りしました。
黄金に輝く観音像の下は合同の納骨堂になっています。
セコメントをする